今回はNYの事例を伺うことで、俳優の仕事、 責任とはなんなのかを考えていきたいと思います。
ワークショップ
2020/10/2 19:00 ~ 20:30
1500円
鈴木裕美 清野一慧
◉今回のテーマ ニューヨークでの 俳優とプロデューサーとの間で交わされる契約書について 今回お話しをお聞きする清野一慧さんは、実はVol.2の「 俳優と演出家のコミュニケーション」 にNYから参加してくださいました。その際、 参加者の皆さんとのディスカッションの中で、「 後輩の俳優などに、『あそこの演技はこうした方が良い』 などと発言する俳優について、演出家はどう思うか」 という話題がありました。その時、とても興味深い発言してくださったのが清野さんです。曰く、NYの俳優とプロデューサーで交わす契約書の中には、「 他の俳優の演技などについて発言する場合は、 演出家の前で行うこと」という一文が入っているとのことでした。 面白い!もっとお話しを聞きたいと思いました。 数は多くありませんが、私はアメリカ、イギリス、韓国、 オーストラリアの演劇人たちと話す機会を持てたことがあります。 そこで感じたのは、 俳優の感じることはどこの国も全く同じなんだな、ということでした。 稽古場で抱えてしまう問題も似通っていることがとても多い。 演技がうまくいかないという問題は、もちろん全世界共通でしょうが、それだけでなく、 演技に集中できないような周辺環境、 例えばパワハラなどの問題も根本的には似ていると思われます。 では、その問題に諸外国はどう対応しているのか、 以前から強い興味がありました。 今回はNYの事例を伺うことで、俳優の仕事、 責任とはなんなのかを考えていきたいと思います。 私が清野さんにインタビューする形で、 NYの契約書の実例を基にお話しを伺い、 参加者の皆様からの質問にも答えていただくつもりです。 鈴木裕美(すずき・ゆみ) 1982年、日本女子大学在学中に「自転車キンクリート」を結成。「自転車キンクリートSTORE」を含め、ほとんどの公演を演出。現在は小劇場から大劇場、ストレートプレイ、ミュージカル、ダンスと多種多様なジャンルで精力的に活動中。 2011年より個人ユニット「鈴木製作所」を立ち上げ、『ノミコムオンナ』を製作。 最近の主な演出作品に『シラノ・ド・ベルジュラック』、『宝塚BOYS』、『二十日鼠と人間』、『かもめ』、『フローズン・ビーチ』、『絢爛とか爛漫とか』、『サンセット大通り』などがある。 第35回紀伊國屋演劇賞個人賞、第8回・15回・18回読売演劇大賞優秀演出家賞、第10回千田是也賞、第33回菊田一夫演劇賞、07年ミュージカル・ベストテン演出家賞、第61回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。 ★日時 10月2日(金)19:00〜20:30 ★参加券 1,500円 ★定員 最大90名まで お申し込みの人数は本告知ページに表示します。参加者のニックネーム・アイコンは非表示です。 申し込みボタンの後にアンケートをご用意しています。 このテーマについて聞きたいこと、今後聞きたいテーマがあればご記入ください。アンケートは任意です。 ★参加について 演劇について話す時間に参加したい方、どなたでも参加できます。 参加はこちらから https://suzukiworks1002.peatix.com/